4月16日、NVIDIAはプロフェッショナル向けGPUである「NVIDIA RTX」シリーズから、新しい「NVIDIA RTX A400」と「NVIDIA RTX A1000」を発表しました。この2つは共に、第2世代RTコアや第3世代Tensorコア、CUDAコアを備えたNVIDIA Ampere アーキテクチャを搭載しています。
「RTX A400」は、AI処理用の24個のTensorコアにより、高度なチャットボットのような最先端AIアプリケーションをデスクトップ上で直接実行できます。また、シリーズ初となる4つのディスプレイ出力に対応しており、この機能は金融サービス、指揮統制、小売、運輸などの業界にとって重要な高密度ディスプレイ環境に最適です。
一方、「RTX A1000」ではTensorコアとRTコアをRTX 1000シリーズに初めて導入したことで、クリエイターやプロフェッショナル向けに高速化されたAIとレイトレーシングのパフォーマンスが向上しました。
「RTX A1000」は72個のTensorコアを備えており、Stable Diffusionなどのツールに対して生成AI処理が3 倍以上高速に。さらに、18個のRTコアにより、グラフィックスとレンダリングのタスクが最大3倍高速になっています。
また、前世代と比較して、エンコード ストリームの処理が最大38%増加し、デコードパフォーマンスが2 倍高速になっています。
消費電力は両者とも50Wとなっており、消費電力が低くコンパクトなワークステーションといった位置づけになっています。
NVIDIAは今回の2製品の入手経路について、「RTX A1000」はPNYや菱洋電機などのグローバル販売パートナーを通じて入手が可能。 「RTX A400」は5月よりチャネルパートナーから入手可能となり、夏にはメーカーから入手可能になる予定だとしています。
Source:https://blogs.nvidia.com/blog/ampere-rtx-a400-a1000-ai/