空気伝導イヤホンと骨伝導イヤホン、両者の違いとは？

2024年9月18日

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イヤホンには、大きく分けて3つの製品があります。

先端のイヤーピースが耳を完全に密閉して音を届ける「カナル型」と、耳の入り口にある軟骨にイヤホンを引っ掛ける「インナーイヤー型」、そして、耳の周辺にイヤホンを引っ掛けて音を届ける「オープンイヤー型」です。

この記事で紹介する空気伝導イヤホンと骨伝導イヤホンは、この3つのうちの「オープンイヤー型」の部類になります。そのため、まずはこのオープンイヤー型について紹介します。

オープンイヤー型とは

オープンイヤー型は、その名の通り、カナル型やインナーイヤー型と違って、イヤホン本体を耳の穴に密着させずに音を届けるタイプのイヤホンです。

そのため、音楽を聴くと同時に周囲の音も聞くことができるので、通学時や通勤時、ランニング時など音楽を聴きながら、環境音も把握したい場面で活躍します。

オープンイヤー型が活躍する場面

この他にも、耳が密着しないので、耳が蒸れにくく、カナル型よりも長時間装着した際の疲れが少ないといった特徴もあります。

一方で、カナル型やインナーイヤー型よりも、遮音性が低かったり、音漏れがする、低音の再現性が低いとった、構造上ゆえのデメリットもあります。

オープンイヤー型イヤホンの主な特徴

周囲の音が聞こえる： 最大のメリットは、周囲の音を遮断せずに音楽や通話を楽しめる点です。これにより、ランニングやウォーキングなどの運動中、家事や仕事中など、周囲の状況に気を配りながら音楽を楽しめます。
耳への負担が少ない： 耳の穴を塞がないため、長時間使用しても耳への圧迫感や蒸れが少なく、快適に過ごせます。
安全性が高い： 交通量の多い場所や、周囲の音に注意が必要な場所でも、安全に音楽や通話を楽しめます。
ながら聴きに最適： 家事をしながら、仕事をしながら、運動をしながらなど、「ながら聴き」に最適です。

メリット

デメリット

オープンイヤー型イヤホンがおすすめな人

空気伝導イヤホンとは、耳を塞がずに、空気を振動させて音を届けるタイプのイヤホンのことです。耳の穴に直接入れるのではなく、耳に覆い被さるように装着し、空気を媒体として音を伝えます。

最近の製品は、いろんな形状が多く、耳に引っ掛けるタイプやヘッドホンのように耳を覆うタイプ、さらにはの画像のように耳穴にイヤーピースを装着しながらも、真ん中に穴を開けることで、オープン型ような開放感を得られる製品も登場しています。

空気伝導イヤホンのメリット

空気伝導イヤホンのデメリット

一方で、骨伝導イヤホンは、空気を振動させるのではなく、イヤホン本体にある振動子をこめかみ部分や頬骨の部分に当てることで、骨を通じて音を鼓膜に届けます。

耳を全く覆わないので、どのイヤホンよりも100％の開放感があるのが特徴です。形状は、上の画像のように耳に引っ掛けるタイプがほとんどで、空気伝導イヤホンほど多種多様な種類はありません。

骨伝導イヤホンのメリット

耳への負担が少ない: 耳の穴を塞がないため、長時間使用しても耳への圧迫感や不快感が少なく、快適に音楽や通話を楽しめます。
周囲の音が聞こえる: 耳を塞がないため、音楽を聴きながらでも周囲の音を把握できます。ランニングやサイクリングなどの運動時や、家事や作業中に安全に音楽を楽しめます。
難聴の方にも利用可能: 鼓膜を介さずに音を伝えるため、特定の難聴の方でも音を感じることができます。
耳を塞がない快適さ: イヤホンによる耳の蒸れや不快感がなく、開放感のある状態で音楽を楽しめます。

骨伝導イヤホンのデメリット