AirPodsのケースだけを無くしてしまった――
そんなとき慌てずにまず試すべきは、iPhoneの「探す」アプリを活用した位置情報の確認です。
このアプリなら、AirPodsのケースが今どこにあるかを確認したり、紛失モードにして他の人が使えないように設定できます。ただ、モデルによってはケース単体では探せなかったり、最後に接続した場所しか表示されないといった不便さもあります。
本記事では、モデル別の探せる・探せない条件、紛失時の現実的な対処方法のほかに、新しくケースのみを購入する際の流れや中古ショップで安く手に入れる方法まで詳しく解説します。
大切なAirPodsを無駄にしないために、失くしたと気づいたときにすぐ取るべき行動を整理し、最小限の出費で済ませるための参考にしてください。
まずは「探す」アプリでケースを探索!

まずはApple純正の紛失防止アプリ「探す」でケースを探索しましょう。
一度でも、iPhoneやMacなど自身のApple IDでログインしている端末とBluetoothで接続したことがあれば、自動的にこの「探す」アプリの「デバイスを探す」という項目に自身のAirPodsが表示されます。
ただケースだけを無くした際に厄介なのが、最後に位置情報が更新された場所が反映されることです。
AirPods 1、AirPods 2、AirPods 3、AirPods Pro 1、AirPods 4(ANC非搭載)では、ケース自体にイヤホン本体が内紛されていないと通信できないため、最後にケースからイヤホンを取り出した場所が「探す」アプリに表示されます。
また、最悪の場合はオフライン状態となりケースの位置情報が表示されない可能性もあります。さらに、ケースのみを紛失モードにすることもできないため探すのは困難でしょう。
ただし、最新のAirPods 4(ANC搭載)またはAirPods Pro 2のモデルであれば、ケース本体に「Apple U1」と呼ばれるUWB(超広帯域無線)専用のチップが搭載されているので、ケースのみでも位置情報を探しだすことができます。
そのため、下画像のように「Left Bud」と「Right Bud」に並んで、「Case」という項目が表示されています。古いモデル(AirPods 1、AirPods 2、AirPods 3、AirPods Pro 1、AirPods 4(ANC非搭載))には、この「Case」が表示されません。
また、AirPods Pro 2には、ケース本体に専用のスピーカーがついているので無くした際、ケースから音を鳴らして簡単に探しだすこともできます。

ケースにイヤホンが収納されていないと探すのが困難なモデル
- AirPods 1
- AirPods 2
- AirPods 3
- AirPods Pro 1
- AirPods 4(ANC非搭載)
ケースのみでも探すのが容易なモデル
- AirPods 4(ANC搭載)
- AirPods Pro 2

AirPods 4(ANC搭載)とAirPods Pro 2は現行機種なので、Appleの公式ストやAmazonで簡単に購入できます。


Apple公式サイトで新品ケースのみを購入する


上記のように位置情報を使っても探すことが困難もしくは、すでに他者に盗られて手元に戻ってこない場合は、ケースのみを購入することも可能です。新しく買い直すよりも安く手に入りますよ。
まず、Apple公式の「AirPodsの修理サービス」ページに移動して、下にある「お見積もり」の修理サービス欄から「紛失」を選択します。そして次に、製品/アクセサリから「充電ケース」を選択。
最後に自身のAirPodsのモデルを選択すれば、新品ケースの価格が表示されます。もし、どのモデルか分からない場合は、こちらのページで識別可能です。
ちなみに、筆者が使っているAirPods 3(MagSafe)の価格は12,800円でした。現状、最上位モデルとなる「AirPods Pro 2 (USB-C)」なら15,800円します。
決して安くはないですが、新たに買い直すよりも安く済むうえ、手元にあるイヤホン本体を使い直せます。ワイヤレスイヤホンは片耳を無くしたり、本体ケースだけを無くしてしまうことがあるので、こういったサービスを公式が用意してくれるのは非常に嬉しいです。
ちなみに、AirPodsの紛失や盗難はAppleCare+ for Headphonesの保証対象外となっています。


中古なら、もっと安く手に入る


イヤホン専門店の「eイヤホン」なら中古の純正ケースがたくさん揃っています。
中古のAirPodsを取り扱っている店舗はたくさんありますが、ケースのみを扱っているのは非常に珍しいです。メルカリで探せばたくさん見つかりますが、ちゃんとしてお店で買いたい方には「eイヤホン」がおすすめです。
在庫数も執筆時点で900点以上もあるので、あなたにピッタリのケースが見つかるはず!
下のボタンから商品ページに移動できます。
新しくケースを買った時の設定手順


新しく購入した充電ケースにもともと持っていたイヤホン本体を内装するには、こちらのApple公式サイトで解説されている設定手順を踏まなければなりません。
多少時間はかかるものの、ケース裏の専用ボタンを使って簡単に設定することができます。一度設定してしまえば、あとは通常通り使えるので、買った直後に済ませておきましょう。


まとめ
AirPodsのケースを無くしたときは、「探す」アプリを使った探索、Apple公式でのケース単品購入、中古での購入など複数の選択肢があります。
モデルによってはケース単体で探せるものとそうでないものがあるため、まずは自分のAirPodsモデルを確認してみましょう。
見つからなかった場合も、中古やApple公式でケースだけを買い直せば、イヤホン本体をそのまま活用できるので無駄がありません。
もしもの紛失に備え、どの方法が自分に合うかを知っておくことが、AirPodsを賢く長く使うコツになるかもしれませんね。