「Nothing Phone (3)」がついに発表!
初代Nothing Phone (1)が爆発的な人気を得たことで、スマホ業界では難しいロケットスタートを切ることに成功しました。その後も次世代機の「Nothing Phone (2)」や低価格モデルのaシリーズ、よりデザインに特化したCMFシリーズを販売し、さらに人気を獲得してきました。
そして、続機となる「Nothing Phone (3)」が2024年に発売されると言われていましたが、さらなるハードウェアとソフトウェアの向上を目指して延期が決定しました。これはNothingの設立者Carl Pei氏から直接伝えらています。詳しくは下の記事から。

当時語られた最大の延期理由は「ハードウェアとAIの統合のため」でした。そのため、今回発表された本機がどのようにAI機能を展開するのかが気になるところです。それでは「Nothing Phone (3)」の特徴を見ていきましょう!
「Glyphインターフェース」はちょこんと真ん丸窓に

Nothingといえば、背面に輝く「Glyphインターフェース」ですよね。当時、Nothing Phone (1)に初めて搭載されたこのギミックは、他製品にはない唯一無二の存在感を放ち本機が売れるきっかけとなりました。
「Glyphインターフェース」なしではNothingは語れないと言っても過言ではありませんが、Nothing Phone (3)では、カメラとほぼ同じサイズに縮小されました。
右上にちょこんと移動した丸窓のドットディスプレイは、前モデルのような派手さは無くなったものの、以前と同じ通知で光る機能はもちろん、ドット絵のアニメーションを映したり、じゃんけんやスピン・ザ・ボトルといったゲームも楽しめるようになりました。こういう遊び心はきちんと引き継がれてますね。
初代から続く背面のスケルトンボディは相変わらず健在です!

背面には「Glyphインターフェース」専用物理ボタンも

新たに背面に搭載された物理ボタン。
最近のスマホには、いろんな機能を割り振れる物理ボタンが搭載されることが増えました。本機もこの波に乗ったのかと思いましたが、なんとこの物理ボタンは先程紹介した「Glyphインターフェース」専用とのこと。
丸窓ドットに表示するものを切り替えるために操作するようです。わざわざGlyphインターフェース」専用のボタンを用意するなんて、これに対するNothingのこだわりが凄いですね。

性能はどうか? Phone (3)の本体スペック!

デザインは良しとして、本体自身のスペックはどうなのでしょうか?いくらカッコよくても、サクサク動かなきゃ使いづらいですからね!
搭載されるプロセッサはクアルコムの「Snapdragon 8s Gen4」。最高性能の「Snapdragon 8 Elite」ではないものの、Phone (2)と比べて、処理速度が36%、グラフィック性能が88%、AI性能が60%もアップしています。
オプションは、メモリ12GBの容量256GB、またはメモリ16GBの容量512GBの2パターンを用意。メモリ容量も以前と比べてアップしてますね。
カメラはメイン(広角)、超広角、望遠(ペリ子スコープ)の3眼構成で全て50MP!そしてなんと前面カメラも50MPです!ちなみに望遠はなんと光学ズーム60倍まで使用可能!
ディスプレイは、iPhone Plusシリーズとほぼ同じサイズの6.77インチ(1260×2800)AMOLED。リフレッシュレートは可変式で最大120Hz。
本体バッテリーは5150mAhで、ワイヤレス充電にもちろん対応。容量自体は他のスマホとほぼ変わりませんが、0分で0%から50%まで充電可能!iPhoneよりも10分早いです。しかも、公式によると最大80時間もバッテリーが持つとのこと。丸3日使えちゃいますね。

発売日や気になる価格は…?

もちろん、いつものように日本での発売はまだ未定。ただ、Nothingさんは毎回イギリスで発表してから、わりと1~2ヶ月後には日本でも発表している感覚なので、そんなに待つことはないかと。
そのため、日本未発売なんて終わり方にはならないはずなので安心を。
そして気になる価格ですが日本での発表がまだなので、正確には不明です。ただ、本拠地のイギリスではすでに販売がスタートしており、12GB/256GBモデルが799ポンド、16GB/512GBモデルが899ポンドとなっています。
日本円に直すと、おそよ15万円と18万円ほど。このままの価格設定だとNothingにしてはさすがに高過ぎるかもしれないので、安くなるかも。ただ10万越えというのは確実ですね。
前モデルよりも大幅な値上げとなりそうですが、その出来栄えに期待しましょう!