Samsung製スマートリング「Galaxy Ring」は、今年の1月17日に行われたイベント「Galaxy Unpacked」にて、開発中であることが公表され、バルセロナで行われたモバイル機器見本市「MWC」にて、初めて製品の展示が行われました。
「Galaxy Ring」の詳細については未だにはっきりしないものの、確実に搭載されるであろう機能や噂されている機能がいくつかあります。
この記事では、そんな「Galaxy Ring」に関するいくつかの機能を紹介したいと思います。
ヘルスケア機能
ヘルスケア機能は、競合機種となる「Oura Ring」や「Evie Ring」にも搭載されている機能で、現在のスマートリング業界で最もメインとなる機能として考えられています。そのため、「Galaxy Ring」にも間違いなく搭載されます。
「MWC」にて展示された「Galaxy Ring」には、指輪の内側にいくつかのセンサーが搭載されていて、これがユーザーの心拍数や睡眠データ、ストレス値、体温、血圧などを測定し、Samsungの健康管理アプリ「Samsung Health」にてスコア化することで、ユーザーが自身の健康状態をスマートフォンの画面で管理できるようになると思われます。
こういった機能は、多くのスマートリングに見られますが、Samsungは「Galaxy Ring」のセンサーから取得できる健康データを活用して、いくつかの目新しい機能を搭載すると噂されています。例えば、健康データの分析結果に基づいてアドバイスをする「Booster Card」や収集した健康データからユーザーに合ったメニューを提案する「Food」などです。また、女性の月経周期を追跡する機能も搭載されると言われています。
Samsungの製品には、すでにこういったヘルスケア機能を搭載した「Galaxy Watch」シリーズがありますが、体力や筋力を測定・管理するフィットネス機能も搭載している「Galaxy Watch」に対して、「Galaxy Ring」はヘルスケア機能のみに特化すると言われています。そのためか、Samsungは「Galaxy Ring」と「Galaxy Watch」、どちらか一方を装着するよりも両方を取り付けた方がより多くの健康データを取得できると述べているようです。
Bluetoothコントロール機能
「Galaxy Ring」の外側にタッチセンサーを搭載することで、Bluetoothで繋げたイヤホンやスピーカーをコントロールできるようになるかもしれません。
わざわざスマホを取り出さずに、指輪から直接操作できるのは便利ですね。
スマホを使ったワイヤレス充電
「Galaxy Ring」のようなスマートリングはディスプレイを搭載していない分、スマートウォッチよりもバッテリーが長く持つのが特徴です。今のところ、Galaxy Ringのバッテリー持続時間は公表されていませんが、他社製品がおよそ3~5日間バッテリーが持つのでGalaxy Ringもそれぐらい、あるいは1週間ほど持つと言われています。
とは言っても、充電が必要なことに変わりはないのですが、Galaxy Ringでは、指輪を装着した手でスマホを持つことで、スマホの背面からGalaxy Ringにワイヤレス充電ができるようになると言われています。
この機能はスマホが供給側となるワイヤレス充電機構が搭載されたスマホでないと機能しないと思いますが、もしこのシステムが実現すれば、「Galaxy Ring」を一切充電することなく、永続的に使用できるようになるかもしれません。
ワイヤレスキャッシュ機能
「Galaxy Ring」にNFCを搭載することで、「EVERING」のように指輪をタッチ機器にかざすだけで支払いができるようになるかもしれません。
おそらく近くにスマホがないと使えないと思いますが、わざわざスマホを取り出さずに指をかざすだけで支払いができるのは、とっても便利です。
7月10日の「Galaxy Unpacked」で詳細公開?
来週の7月10日には、Galaxy新製品発表会の「Galaxy Unpacked」が控えています。今回の発表会では、折りたたみスマートフォンの「Galaxy Z Fold 6」と「Galaxy Z Flip 6」が発表される言われていますが、それに続いて「Galaxy Ring」の詳細(発売日・価格など)も公表されると言われてます。
「Galaxy Unpacked」は、7月10日の午後10時からパリにて開催されます。イベントは公式ページやニュースルーム、YouTubeで配信されるので、興味のある方は是非チェックしてみて下さい。