韓国のLG Electronicsは12月19日、世界初の透明ディスプレイを搭載した「LG SIGNATURE OLED T」を発売することを発表しました。
ディスプレイは、77インチの4K OLEDを採用。ワイヤレスで繋がるので、ケーブルに囚われず、好きな場所に移動させて視聴できます。リフレッシュレートは120Hz の可変式で、NVIDIA G-SYNC とAMD FreeSync Premium の認定済みです。
ここまでの性能だけでも高性能なことが分かりますが、この製品の一番の特徴は、画面が透明になることです。電源をつけていない状態にすると、テレビ特注の黒い箇所が無く、まるでガラスのように向こうの景色が見えるので、部屋全体の窮屈感が無くなります。
また、画面を表示した状態でも、不透明モードから透明モードに切り替えると、映し出されたコンテンツが空中に浮かんでいるような映像を楽しむことができます。まさに近未来の映像技術ですね。
補完機能として、画面の下端に沿ってスポーツの結果、IoT デバイスのステータス、天気予報、曲のタイトル情報を表示させる情報ティッカー「T-Bar」も搭載されています。
LGによるば、「LG SIGNATURE OLED T」は、先月から米国で発売されており、今後、世界的に発売される予定です。気になる価格ですが、直販価格でなんと約60,000ドル。日本円で約950万円です。透明になる機能もびっくりですが、価格もびっくりですね。
簡単に買える価格ではありませんが、どうな映像体験ができるのか実物を見てみたいものです。
