2022年に販売が終了したiMac。2009年に登場して以降、ハイエンドiMacとして存在していましたが、現在の24インチiMacにバトンタッチして以降、姿を消しています。
AppleのMacは、自社製のMチップが主流ですが、27インチiMacには搭載されることがなく、intelチップのまま生産終了してしまいました。
現在、27インチiMacを使うには、純正モニターである「Studio Display」にMacを接続するか、他社製モニターに接続する以外に方法がなく、かつての27インチiMacを利用していたユーザーは、泣く泣くこの方法を取るしかありません。
現在、どうしてもオールインワンモデルが欲しいユーザーは、一回り小さい現行の24インチiMacに乗り換えるという状況です。
そこで、この記事では、現在27インチiMacを使用しているが、そろそろ新しいMacに乗り換えたいと考えている人に新型27インチiMac発売の可能性を伝えていこうと思います。
さらに大きい32インチiMacの噂はあった。しかし…

2023年7月、Apple製品のリークに詳しいマーク・ガーマン氏は、32インチ程度の大型iMacがテスト中だと報告しています。
この記事では、Appleはハイエンドモニターである「Pro Display XDR」と同じ32インチサイズのオールインワンコンピューターを来年の初めまでに、M3チップを搭載した状態で発売するとガーマン氏は予想していました。
しかし、この予想は外れ、今もなお、そういった製品は販売されていません。
M3搭載の32インチが出れば、グレードアップも兼ねて27インチiMacから乗り換えられたんですが、非常に残念です。
そして4ヶ月後、この事態にさらに追い打ちをかける記事が投稿されます。
投稿主はThe Vergeというウェブメディアで、記事のタイトルは「AppleはApple Siliconを搭載した27インチiMacを作る予定はない」というものです。
記事によると、Appleの広報担当者であるStarlayne Meza氏が直々に、The Vergeに対して、新たな27インチiMacの製造を否定したそうです。
そして、Mチップ搭載の27インチオールインワンを待ち望んでいるユーザーには、Studio Displayと組み合わせたMac StudioあるいはMac Miniを検討するよう勧めたとのこと。
Appleによると、現行の24インチiMacは、かつての21インチ4K バージョンと27インチ5Kバージョンの間をうまく埋まることができ、バランスのある製品とのこと。
しかし、かつてのiMacは、Core i7のようなハイパフォーマンスCPUに加えて、NVIDIAのディスクリートGPUも搭載可能で、さらには、最低価格が約55万円からのプロ向けモデルまでもが登場。
最もベースチップであるM4しか搭載できない24インチiMacでは、到底、間を埋めれるようには思えません。
Appleに直接、製造予定はないと言われてたって、かつてのように、もっと大画面でハイパフォーマンスなiMacを出してほしいと思ってしまいます。
しかし、AppleのMacシリーズにはこんなデータがあるんです。
時代は変わった。今はノートPCの時代に

2023年の米国でのMacシリーズの販売台数内枠を見ると、なんと、全体の販売台数の90%をMac Bookが埋めています。
そして、残りの10%がデスクトップPCで、iMacはたった4%です。
調査元であるCIRPは調査のサンプル数を公表しておらず、Appleも具体的に明らかにしていないそうですが、Mac Bookが売り上げの大半を占めているのは確かでしょう。
1998年に初めて発売されたiMacは当時、Appleの代表製品になるほど人気がありましたが、時代は変わっています。
結論:新型27インチiMacの発売はほぼゼロ

断言してしまうのには、は少し戸惑いがありますが、上記で紹介したThe Vergeの記事以降、大画面iMacに関してこれといった情報はありません。
Appleの新製品が登場する際は、何かしらの情報がリークとして漏れるのですが、27インチiMacの情報は皆無なのです。
Mチップを搭載した27インチiMacが欲しい気持ちは痛いほど分かりますが、現状、可能性はほぼゼロでしょう。外部モニターにMac Studio、Mac Miniを繋ぐほかないでしょう。
しかし、幸いにも今のモニター市場には純正品に負けない高品質な製品がたくさんあります。
Studio Displayも良いですが、コスパを選ばならLG、MSI、Ben Qといった他社製もオススメですよ。