Appleは10月30日、販売しているM2およびM3搭載の「MacBook Air」で選択できる8GBオプションを廃止しました。
今月末に、M4チップを搭載した新型「iMac」「Mac mini」「MacBook Pro」が連続して発表されましたが、どのモデルもユニファイドメモリが16GBからになりました。現行のMac製品で8GBを選択できるのは、「MacBook Air」のみとなっていましたが、新型「MacBook Pro」が発表されたと同時に、「MacBook Air」の8GBオプションが廃止に。
以前までのPCにおける「メモリ8GB」といえば、一般的な事務作業では困らない容量として扱われていましたが、ファイルやデータ通信の容量が年々増えていることや、エッジAI機能の搭載によりPCに求められるスペックが高まってきました。
Apple製品でも徐々に求められるメモリ容量が増えていき、去年登場したM3搭載「MacBook Pro」の8GBメモリオプションに関しては、「Proモデルなのになぜ8GBのオプションがあるんだ。せめて16GBからだろ!」などと、よく議論されていました。
Appleはこれに関して、「8GBは今のMac製品に必要だ」と以前まで述べていましたが、今回のMacシリーズ刷新により、全てのモデルから排除した形ですね。
Mac製品を新しく購入するユーザーの中に、「8GBと16GBどっちがいいんだ!」と悩んでいたユーザーが多かった印象があるので、筆者としては、今回の8GBメモリ廃止は、Appleがはっきりと見切りをつけてくれた気がして良かったと感じています。
