進化するたびに新しい規格が出る。
その一つがUSB規格です。
1996年に初めてのUSBが登場して以来、様々な機能改善を重ね、数多くのUSB(Universal Serial Bus(ユニバーサル・シリアル・バス))規格が登場してきました。
ちなみに、今までのUSB規格を並べると、こんな感じです。
- USB 1.0
- USB 1.1
- USB 2.0
- USB 3.0
- USB 3.1 Gen 1
- USB 3.1 Gen 2
- USB 3.2 Gen 1×1
- USB 3.2 Gen 1×2
- USB 3.2 Gen 2×1
- USB 3.2 Gen 2×2
- USB4 Gen 2×2
- USB4 Gen 3×2
- USB4 Gen 4×2
もの凄い数ですよね。
約30年間の間にこれだけの規格が登場したわけですが、これら全てのデータ転送速度が違うわけではありません。
中には、従来の規格を名称変更しただけのものもあるので、規格名は違いえど、中身を同じだったりします。
そこで、この記事では、それぞれのデータ転送速度ごとに、これらのUSB規格を順にまとめてみました。
自身が今使っているUSBがどれくらいの速度を持っているのか、この記事を参考に確認してみて下さい。
(表記しているデータ転送速度は理論値になります)


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12Mbpsに対応したUSB規格
- USB 1.0
- USB 1.1
USB 1.0は、1996年1月に発表された初めてのUSBです。
今ではほとんど使われていません。
また、USB 1.1は、1998年9月に発表された規格で、USB 1.0の規格仕様を電源管理等について改善されました。

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480Mbpsに対応したUSB規格
- USB 2.0
USB 2.0は、2000年4月に発表されたUSB規格ですが、今でも安価な製品に多く採用されています。
スマホやイヤホンなどのUSB充電ケーブルに搭載されていることが多く、USB PDによる急速充電がメインの製品に、おまけとして搭載されていることが多いです。

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5Gbpsに対応したUSB規格
- USB 3.0
- USB 3.1 Gen 1
- USB 3.2 Gen 1×1
5Gbpsには、このように3つの規格があります。
それぞれ名前が違い、ややこしく感じますが、実は中身が同じなので速度も同じです。
ちなみに、SuperSpeedと呼ばれたりもします。
これはUSB Imprementers forum(USB IF)によって策定された名称なのですが、あまり使われていないですね。

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10Gbpsに対応したUSB規格
- USB 3.1 Gen 2
- USB 3.2 Gen 1×2
- USB 3.2 Gen 2×1
こちらも、先ほど同様に3つの規格があります。
しかし、中身の性能はそれぞれ同じです。
また、こちらにもSuperSpeedPlusというUSB IFにより策定された名称があります。

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20Gbpsに対応したUSB規格
- USB 3.2 Gen 2×2
- USB4 Gen 2×2
ここで新しく出てきたUSB4ですが、よく見ると、バージョンに小数点以下の数字が省略されています。
さらに、4の前のスペースも省略されることで、よりシンプルな表記へと改変されました。
USB4は、2019年9月3日に仕様が一般公開された規格で、現状、最高性能のUSBとして扱われています。
技術的には、Appleとintelが共同開発したとされるThunderboltプロトコル仕様がベースとなっているので、最新のThunderboltと似たところが多いです。
ちなみに、ホスト側のUSB4にはDisplayPortによる映像出力の実装が義務付けられたので、規格に準拠しているUSB4ポートは映像出力が可能になりました。

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40Gbpsに対応したUSB規格
- USB4 Gen 3×2
USB4 Gen 3×2は、先ほど登場したUSB4 Gen 2×2のレーン数を2つに増やすことで、転送速度を2倍にした高性能USBです。
USB 2.0のおよそ83倍の速度になります。

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80Gbpsに対応したUSB規格
- USB4 Gen 4×2
現在、最も速いデータ転送速度を誇るのがUSB4 Gen 4×2です。
2022年10月18日に、USB4 Version 2.0の仕様として初めて公開されました。
USB4 Gen 3×2と同様にレーン数を2つに増やすことで、転送速度を2倍に引き上げています。
この感じでいくと、次はUSB4 Gen 5×2とかですかね?

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まとめ
USB規格は年々進化を続け、データ転送速度や機能が向上してきましたが、その一方で名称の複雑さが増し、混乱の原因にもなっています。
特にUSB 3.x以降は、同じ性能でも異なる名前で呼ばれるケースが多く、表記だけで判断するのが難しくなっています。
本記事では、データ転送速度ごとにUSB規格を整理することで、少しでもその複雑さを解消できればと思いまとめました。
今後も新たな規格が登場する可能性は高いですが、大切なのは「何ができるか」という中身。
購入時や利用時は、名称だけでなく、実際の転送速度や機能をよく確認するようにしましょう。
これからも、さらに速度が速い規格が出ると思いますが、今度はどんな名前が採用されるのか楽しみですね。


