「そろそろiPhoneを買い替えたいけれど、値上げがあるなら待つべき?それとも、いつから上がるのか先に知っておきたい」——そんな疑問を持っている方は多いはずです。ここ最近、メモリ(半導体)価格の高騰やAppleのティム・クックCEOの発言によって、「iPhoneの値上げは避けられない」という見方が一気に強まりました。
結論からお伝えすると、本格的な値上げは2026年9月に発売が予想される「iPhone 18シリーズ」からが有力です。逆に言えば、いま売られているiPhone 17シリーズの価格は、まだ据え置かれています。
この記事では、iPhoneの値上げがいつから始まるのか、なぜ今になって値上げされるのか、そして前作のiPhone 17と比べてどれくらい高くなりそうなのかを、最新の情報と価格データをもとにわかりやすく整理します。値上げ前にできる「安く買う方法」も紹介するので、買い替えのタイミングに迷っている方はぜひ参考にしてください。
iPhoneの値上げはいつから?結論を先に解説
最初に、多くの方が一番知りたい「いつから」という疑問に答えます。
本格的な値上げはiPhone 18シリーズ(2026年9月予想)から
現在の見立てでは、はっきりとした値上げが反映されるのは、2026年秋に発売が予想されるiPhone 18シリーズからです。複数のリーク情報では、iPhone 18 Proシリーズや折りたたみモデルの発売は2026年9月頃とされています。
ポイントは「部品をいつ調達したか」の違いです。すでに発売されているiPhone 17シリーズは、価格が上がる前に調達・契約された部品を使っているため、メモリ高騰の影響が比較的小さく済んでいると言われています。一方、iPhone 18シリーズは、価格が急騰したあとに調達した部品で作られる初の世代になるため、コスト上昇が価格に転嫁されやすいと見られています。
今のiPhone 17シリーズはまだ値上げされていない
「もうすでに高くなっているのでは?」と感じる方もいるかもしれませんが、2026年6月時点では、すでに販売中の既存モデルの定価は引き上げられていません。これは、値上げ前の価格で生産・調達された製品が、今も流通しているためと考えられます。
つまり、いま店頭やオンラインで買えるiPhone 17シリーズは、従来どおりの価格で手に入る「最後のチャンス」になる可能性がある、ということです。
ティム・クックCEOも値上げに言及
値上げの可能性をさらに高めているのが、Appleのティム・クックCEO自身の発言です。クックCEOは、AI需要の急増によるメモリ半導体価格の高騰を理由に、製品価格の引き上げが避けられないという趣旨の見解を示したと報じられています。
ただし、具体的にどの製品がいつ・いくら上がるのかまでは明言していません。あくまで「値上げの方向性」を認めた段階であり、正式な価格や発売日が分かるのは、新型iPhoneの発表を待つ必要があります。
なぜ今になってiPhoneは値上げされるのか
次に、「なぜこのタイミングで値上げなのか」という背景を見ていきます。理由は1つではなく、いくつかの要因が重なっています。
最大の原因はメモリ(DRAM・NAND)価格の高騰
今回の値上げ懸念で最も大きいのが、スマホに使われるメモリの価格が急上昇していることです。調査会社の報道によると、スマホ向けDRAMの価格は2025年4月から12月にかけて、約3.5〜4倍にまで跳ね上がったとされています。
背景にあるのは、生成AIブームです。GoogleやMicrosoft、Meta、Amazonといった巨大IT企業がこぞってAI向けのデータセンターを増強しており、そこで使われる高性能メモリに生産が集中した結果、スマホやPC向けの一般的なメモリが品薄・高値になっているのです。
iPhone 17 Proのメモリコストは前年と比べて2倍以上に増えたという報道もあり、Apple自身も、メモリの値上げを受け入れざるを得なくなったと伝えられています。
円安も日本ユーザーには大きな影響
日本で買う私たちにとって、もう1つ無視できないのが為替(円安)です。Appleは国ごとに為替レートを考慮して価格を決めるため、円安が進むほど、たとえ米国価格が同じでも、日本での販売価格は上がりやすくなります。
実際、iPhone 12(2020年)の頃は1ドル=約104円で価格が設定されていましたが、iPhone 17(2025年)では1ドル=145〜151円ほどに設定されました。同じ「ドル建て価格」でも、円安が進むだけで日本円での負担は重くなる、というわけです。
高性能化と関税のコストも上乗せ
このほか、iPhone 18 Proに搭載が予想される最新の「2nm(A20)チップ」など、高性能化に伴う製造コストの上昇も、価格を押し上げる要因とされています。新しいカメラの部品コストが大きく増えるという予想もあります。さらに、近年の関税の動きや、地政学的リスクによる物価上昇も、じわじわと影響しています。
これまでもiPhoneの値上げは続いてきた
実は、iPhoneの値上げは今に始まったことではありません。日本では2022年7月に、急激な円安と物価高を受けて、iPhoneをはじめとするApple製品が一斉に値上げされました。このときiPhoneは約19%という大幅な値上げとなり、多くのユーザーに衝撃を与えました。
その後も、新モデルが出るたびに、為替や部品コストを反映して価格が見直されてきました。前述のとおり、iPhone 17シリーズも前作より5,000〜15,000円ほど高くなっています。つまり値上げは「一度きりの出来事」ではなく、数年単位で続いている大きな流れの一部だと捉えておくとよいでしょう。
前作iPhone 17からどれくらい値上げされそう?【価格予想】
ここからは、この記事のメインテーマでもある「前作と比べてどれくらい高くなりそうか」を、現行価格と予想をもとに見ていきます。
まずは現行iPhone 17シリーズの価格をおさらい
比較の前提として、現在のiPhone 17シリーズの価格(Apple Store・最小容量モデル)を整理しておきます。
| モデル | 現在の価格(税込・目安) |
|---|---|
| iPhone 17e | 99,800円〜 |
| iPhone 17 | 129,800円〜 |
| iPhone Air | 159,800円〜 |
| iPhone 17 Pro | 179,800円〜 |
| iPhone 17 Pro Max | 194,800円〜 |
なお、このiPhone 17シリーズ自体も、前作のiPhone 16シリーズと比べて5,000〜15,000円ほど高くなっています。値上げの流れは、実はすでに少しずつ始まっていた、とも言えます。
アナリストは「最低でも100ドルの値上げ」を予想
iPhone 18の値上げ幅について、複数の専門家が予想を出しています。代表的なものを挙げると、次のとおりです。
- モルガン・スタンレーのアナリストは、iPhone 18シリーズについて同じ構成で「少なくとも100ドル(約1.6万円)」の値上げを予想
- 一部の海外メディアは、iPhone 18 Proの開始価格が現行の1,099ドルから1,299〜1,399ドル程度に上がる(約200〜300ドル高い)と予想
- 折りたたみiPhoneや最上位モデルは、1,999ドル前後という見方もある
いずれも正式発表ではなく、あくまで現時点でのアナリスト予想である点には注意が必要です。
日本円ではどれくらい?値上げ幅を試算
これらの予想を日本円に置き換えてみましょう。iPhone 17シリーズの場合、米国価格で100ドルの差は、日本では税込でおよそ15,000円の差になっていました。
この目安で計算すると、値上げ幅は次のように見積もれます。
- 米国価格が100ドル上がる → 日本では約15,000円アップ
- 米国価格が200ドル上がる → 日本では約30,000円アップ
仮にiPhone 18 Proが米国で200ドル値上げされた場合、日本での価格は税込で3万円ほど上がり、20万円を超えてくる可能性があります。実際、もしこの通りになれば、税込20万円以下で買えるProモデルがなくなるかもしれない、という指摘もあります。
あくまで予想ベースの試算ですが、「前作より1万〜3万円ほど高くなるかもしれない」と考えておくと、心の準備がしやすいでしょう。
iPhone 18シリーズの予想価格をシミュレーション
ここまでの予想をもとに、iPhone 18シリーズの日本での価格を試算してみます。「米国で100ドル値上げ=日本で約15,000円アップ」を当てはめた、あくまで目安の数字です。
| モデル | 現在(iPhone 17) | 予想(約1.5万円アップ時) |
|---|---|---|
| iPhone 18 | 129,800円〜 | 約145,000円〜 |
| iPhone 18 Pro | 179,800円〜 | 約195,000円〜 |
| iPhone 18 Pro Max | 194,800円〜 | 約210,000円〜 |
もしProモデルが200ドル(約3万円)の値上げになれば、iPhone 18 Proでも20万円を超えてくる計算です。これに加えて、新登場が噂される折りたたみiPhoneや最上位モデルは、さらに高い価格帯になると見られています。新型を1台買うのに20万円以上が当たり前、という時代が近づいているのかもしれません。
「値段は上がるのに性能は下がる」可能性も
もう1つ知っておきたいのが、値上げを抑えるために、一部のスペックが下げられる可能性です。調査会社の専門家は、モデルによってはカメラやディスプレイ、メモリ構成などが前モデルより控えめになる場合がある、と指摘しています。
「価格は上がったのに中身は控えめ」という結果になると、実質的な値上げ幅はさらに大きく感じられるかもしれません。新型を買うときは、価格だけでなく、スペックの変化もあわせてチェックすることが大切です。
iPhoneを安く買うには?値上げ前の今できること
値上げが近いと分かると、「では今どうすればいいのか」が気になります。ここでは、価格が上がる前の今だからこそできる対策を紹介します。
値上げ前のiPhone 17シリーズを今のうちに買う
最もシンプルな対策は、まだ価格が据え置かれているiPhone 17シリーズを、価格改定が反映される前に購入することです。前述のとおり、現行モデルは値上げ前の価格で買える可能性が高く、性能も十分に高いため、「最新の1つ前」で満足できる方にはコスパの良い選択になります。
Apple認定整備済製品や型落ちモデルを狙う
新品にこだわらないなら、Apple認定整備済製品(リファービッシュ品)や、1世代前のモデルも有力です。整備済製品はAppleの保証が付き、見た目もほぼ新品に近い状態で、価格は新品より抑えられています。カメラやAI機能に強いこだわりがなければ、こうした選択肢のほうが満足度が高い場合もあります。
キャリアのキャンペーン・返却プログラムを活用する
ドコモ(ahamo)・au・ソフトバンク・楽天モバイルなどのキャリアでは、乗り換えや端末返却プログラムを使うことで、実質負担額を大きく下げられる場合があります。たとえば返却を前提としたプログラムを使うと、最新モデルでも実質的な支払いがぐっと軽くなることがあります。
ただし、返却プログラムは「一定期間後に端末を返す」ことが条件になっていたり、所定の手数料がかかったりするケースもあります。契約前に、条件をしっかり確認しておきましょう。
値上げ前に買うべき人・もう少し待ってもいい人
最後に、買い時の判断材料を整理します。次のような方は、値上げ前の今、現行モデルを購入するのが向いています。
- 今使っているiPhoneのバッテリーや動作に不満がある方
- 最新の1つ前のモデルでも十分満足できる方
- できるだけ総額を抑えて買い替えたい方
一方で、次のような方は、新型の発表を待ってから判断しても遅くありません。
- 折りたたみiPhoneなど、新しいモデルの機能が気になっている方
- 今のiPhoneでまだ不満なく使えている方
「値上げが怖いから」という理由だけで急ぐのではなく、自分の使い方と買い替えサイクルに合わせて、納得のいくタイミングを選ぶことが大切です。
iPhoneの値上げに関するよくある質問
最後に、iPhoneの値上げについて、よくある疑問をQ&A形式でまとめます。
Q. iPhoneの値上げは結局いつからですか?
本格的な値上げは、2026年9月に発売が予想されるiPhone 18シリーズからが有力です。すでに発売されているiPhone 17シリーズは、2026年6月時点では値上げされていません。
Q. 前作からどれくらい高くなりますか?
アナリスト予想では、同じ構成で米国価格が100〜200ドル高くなる見通しです。日本円に換算すると、おおよそ1万5,000〜3万円ほどの値上げになる可能性があります(いずれも予想です)。
Q. 値上げはいつまで続きますか?
主因であるメモリ価格の高騰は、2026年を通して続き、落ち着くのは早くても2027年以降と予測されています。そのため、しばらくは価格が高止まりしやすい状況が続くと見られています。
Q. 今あるiPhoneは買っておくべきですか?
値上げ前の価格で買える可能性が高いため、買い替えを考えているなら、現行モデルを早めに検討するのは合理的です。ただし、無理に急いで、不要な機能まで買う必要はありません。自分に必要なスペックを見極めることが大切です。
Q. 中古のiPhoneを買うのはアリですか?
メモリ高騰で新品が値上げされると、状態の良い中古iPhoneに人気が集まりやすくなります。中古は新品より安く買えるのが魅力ですが、バッテリーの劣化具合や保証の有無は商品ごとに差があります。購入する際は、バッテリーの最大容量の表示や、販売店の保証内容を必ず確認しておくと安心です。
まとめ
iPhoneの値上げがいつからかをあらためて整理すると、本格的な値上げは2026年9月発売予想のiPhone 18シリーズからが有力で、現行のiPhone 17シリーズはまだ値上げされていません。背景には、AI需要によるメモリ価格の高騰や円安、高性能化のコストなど、複数の要因が重なっています。
前作との価格差については、アナリスト予想で米国価格が100〜200ドル高くなる見通しで、日本円では1万5,000〜3万円ほどの値上げになる可能性があります(いずれも予想ベースです)。
「待てば安くなる」時代ではなくなりつつある今、値上げ前の現行モデルを狙う、整備済製品を活用する、キャリアのキャンペーンを使うといった工夫で、賢く買うことが大切です。買い替えを考えている方は、新型の発表を待つか、値上げ前の今を選ぶか、自分の使い方に合わせて判断してみてください。
